私の母校のサッカー部は古豪と言われていたのですが、全国高校選手権に暫く出場できないでいました。
しかし5年前に前監督が地元の大学の監督に就任したことで、OBが新監督として就任しました。
今のゆとり教育で甘やかされた環境で練習していたのが一変、かなりハードな練習をするようになったのです。
毎週土日には県外まで遠征して練習試合をしていました。
サッカーは先制点を取られると試合運びや戦術が機能しなくなることが多いスポーツです。だからこそ先制点を取られない、取らせない戦術を重視し、もし先制点を取られたら試合に勝っても負けても試合終了後に100メートルダッシュを20本選手全員に課したそうです。
それからは選手たちも先制点の重み、一点の重みを十分に理解し、練習や試合に挑んでいきました。
それから2年後、なんと20年ぶりに全国高校選手権に出場することができたのです。しかも私の母校は公立高校なんです。
公立高校ではありますが、全国高校選手権では三回戦まで駒を進めることができましたし、今では地元のJ1のチームに入団する選手まで現れてきました。
中学や高校では、これくらい厳しい練習を課すのはもちろん、なんの為の練習なのか、一点の重みなどを教えていくのが一番いいのだと実感させられましたね。